赤ナマコと青ナマコとの違い
シーズン終盤のナマコです。もうすぐ店頭から消えてしまいますのでなまこファンの皆様におかれましてはお早めに購入される事をお勧めします。
ナマコの料理は「酢の物」が一番
なんといっても酢の物が一番美味しく食べる事ができます。あの歯ごたえとじわっとした旨味は代替する食材って無いですよね。
岡山では「ふくらぎ」という料理があるようです。ナマコを茹でてから酢の物にするようです。食べたことが無いんですが熱を入れると食感が変わるようで(やわらかくなったり固くなったり)一度食べてみたいなぁと思います。
酢の物は簡単に料理出来て美味しいのですが、料理の仕方がわからないという方が多いです。
そもそもあの見た目ですから触りたくないというお客様がいるんです。今はスーパーでもカットしているものが一般的です。
ですが自分で調理をするのも簡単ですから一度チャレンジしてみてください。
そしてナマコを選ぶ時に問題が。
「赤ナマコと青ナマコ」って違いは何よ?
赤ナマコの方が高価
いきなり本題から反れてしまいましたが赤ナマコと青ナマコの違いについてです。
まず価格ですが赤ナマコは青ナマコに比べて一般的に高価です。価格の違いとしては青ナマコに比べて3割から5割は高価です。
私は最初は希少性(少ないから)から高価なのかと思っていたのですがシーズンになると赤ナマコばかりなんです。と言う事は入荷が少ないから高いというわけではないようです。
と言う事は需要か?青ナマコを買う人が多くないから安いのかもって今では思っています。
赤ナマコの方が美味しい
基本的には味覚の差が価格差の原因のようです。赤ナマコの方が美味しいんです。
ざっくりに美味しいとは何ぞや?となると思うのですがナマコを食べますね。そして噛みますよね?その時にじわっとナマコの風味が出てきますね。その風味の差が美味しさの秘密と思っています。
具体的にはナマコらしい風味が強いか弱いかです。赤ナマコの方がナマコ独自の香りが強くて酢の物にしたり柑橘の香りに負けていない感じがあります。
それに対して青ナマコは食感は殆ど変わりがないものの香りの点で赤ナマコに劣ります。
生息域の違い
赤ナマコは岩礁帯にいて青ナマコは主に砂地にいるようです。
と言う事は味の違いはエサが理由かもしれません。エサは生物由来の有機物。まどろっこしい言い方ですがプランクトンとか魚の死んだものの小さく分解されたものとからしいです。
砂地と磯場では違いがあるかなぁ?これについてはよくわかりません。
ナマコの「硬さ」について
お客様とお話をしていて「硬さ」についての意見がたくさんある事に気が付きます。
赤ナマコの方が柔らかいという方もいらっしゃいますし、逆に青の方が柔らかいという方がいらっしゃいます。
魚屋さんの店員さんの中には、この硬さをもって赤ナマコと青ナマコの違いとしてしまう人もいるようですが私は少し違うかなぁと感じています。
私はどちらのナマコも食べるのですが食感の差はあまり感じませんでした。調べてみるとどうも下処理によって硬さは全然違ってくるようです。
下処理の際にナマコの内側の筋肉をきちんととる事。そして切れ味のよい包丁をつかって薄く切る事で硬さは調整できるようです。この説明で何となく合点がいきました。
ナマコのシーズンは11月から4月まで
ナマコ漁の盛期は12月から1月までです。年末の需要が多くなるのでそれに合わせて漁獲量が多くなります。糸島の直売所で購入できるのは4月上旬までですね。
ナマコファンの皆さんお早めにどうぞ。
ナマコはとったらイケナイ
いろいろ調べていたらナマコって一般の人はとったらイケナイようです。
私は釣りをするのですがよくナマコって砂地の底に見えたりしますよね?ルアーのフックでホイっとやってしまいそうですがどうもOUTのようです。
ダイバーの方はさすがにその辺はレクチャーされていると思いますが念の為に記載しておきます。捕まったらきちんと罰金とられますのでご注意を。
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