消費増税は直売所の追い風になる【5つのメリット】

消費増税は直売所の追い風になる【5つのメリット】

今年も終わろうとしております。いとしま太郎です。

来年はいよいよ小売業界に「消費税10%へ増税」という問題が発生します。ニュースではすでに増税後の悪影響を報じる向きもあるのですが今回はひねくれて、増税をポジティブに受け止める事が出来ないかを考えてみました。

 

10%への消費税増税の影響

前回の消費税増税は2014年に5%から8%引き上げられました。消費税増税時には増税前の駆け込み需要と増税後の反動減が知られています。

詳しくは平成27年度版経済財政白書に記載されています。統計的には対前年比では個人消費は落ち込んでいます。

今回の10%の増税も単純ですが一ケタから二ケタの引き上げになりヴィジュアル的にもかなりインパクトがあるのではないでしょうか。

ヴィジュアルだけかと馬鹿にしてはいけません。10%は非常に計算しやすい数字でリアルに金額をイメージしやすいので普段の買い物でももう一つを購入を躊躇する心理が働きやすいと考えられます。

増税で買い物に対する意識が変わる

増税によって普段の買い物に対する意識はシビアになってくるはずです。具体的には余分なものは買わない。野菜等の生鮮食品では10円単位でのシビアな比較がされる、品質をしっかり見極めた買い物をするなどです。

コストパフォーマンスをより重視した買い物が基本になってくると思いますので直売所では「安かろう悪かろう」の商品はより明確に差が出てきて売れなくなる事が予想されます。

 

生産者の値付けの影響は軽微と予想します

小売業各種は2019年10月1日(予定)から金額を変更する企業が多いと予想されます。あなたの地区も糸島市のサニーも福岡のマルキョウも価格が変更になるはずです。

糸島市内の直売所でもいずれ変更になるとは思うのですがすぐには変更されないと私は予想しています。理由は3点あるのですが

①年配の生産者はコストに対して敏感ではないので2%程度の値上げはしない。

②スーパー等の価格がどの程度か生産者が予想できないので変更をためらい、一年程度のタイムラグができる。

③直売所側がすぐには対応できないのでとりあえず金額はそのまま。

といった事が発生し、従って影響は軽微になると予想しています。

直売所の場合は5つのメリットがある

具体的に直売所のメリットとなる事を挙げていきます。

勿論すべての直売所がメリットを享受できるわけではありませんので、自分のお勤めになられている直売所を想定して対策を講じて下さい。

 

①直売所では節約志向でまとめ買い

値上げの影響が少ない直売所ではどのような事が予想されるのでしょうか。それは直売所での野菜の「まとめ買い」が発生しやすいと思います。

毎年の事なのですが直売所の野菜はお得なのです。それは同じような野菜を出荷しているために、少し値上げするだけで売上が低下するので価格の上方硬直性がでてくるのです。そこを消費者は見逃さないと思います。

ですので基本直売所の野菜はまとめ買いがおおくなると予想されます。直売所の売り上げはあがりますが相対的に価格が高いスーパー等の小売店は売り上げが低下するでしょう。

②直売所は軽減税率制度の対象品が多い

軽減税率制度とは特定の品目の課税率を現行の8%のまま据え置かれる制度です。

国税庁のHPには軽減税率制度の対象は次の様に記されています。

平成31年(2019年)10月1日から、「酒類・外食を除く飲食料品」と「週2回以上発行される新聞(定期購読契約に基づくもの)」を対象に消費税の「軽減税率制度」が実施されます。

直売所で新聞を販売している所は少数ですし、工芸品は対象とはならないのですが「外食を除く飲食料品」とありますので野菜や魚は該当しますね。

これらは現行の8%で購入できますので直売所の売り上げが低下しにくいです。ただフードコート的な所がある直売所の伊都菜彩等は微妙な所ですね。

 

③女性が外食を控えると直売所が儲かる

男性も料理をする風潮が出てきていますが、直売所で販売している生鮮食品の主な購入層はやはり女性です。金銭感覚についてシビアな女性が外食を避けると小売業が相対的に優位になるはずです。

航空予約サイトのエアトリでは10代から70代までの男女1337名を対象に増税に対する意識調査をした結果で、女性の方が男性よりも増税に対してシビアに反応する可能性が高い事が予想できます。

ですので増税後は女性が外食を控え直売所が儲かる。ってのは強引ですか?

 

④価格転嫁のきっかけとなる

先ほど価格の切り上げはタイムラグが発生すると予想したのですが、きちんと価格転嫁を準備している生産者にとって増税は価格切り上げの絶好のタイミングとなります。なんといっても金額があがる「言い訳」がしやすいのです。

言い訳はすご~く大事ですよね。

 

⑤軽減税率対策補助金でレジの導入がしやすくなる

最後にハード面でのメリットですが、軽減税率対策(レジに2パターンの税率を認識させる必要がある)について中小企業ならばレジ等の導入に関して補助金が出るようです。

軽減税率補助金事務局HP

目的は軽減税率の導入を円滑に行う事です。その為にレジや電子発注システムに対して補助金が出ます。今現在検討している直売所は問い合わせてみてはいかかでしょうか。

一緒にキャッシュレス決済のシステムを導入すれば5%還元を謳う事ができ集客の一つの方法となります。

 


直売所では増税をポジティブに受け止めよう!

何もおこらなければ来年には増税です。制度等に問題があるのは百も承知ですが、それを批判していても何もメリットはありません。

いち早く対策をとり増税をむしろポジティブに集客につなげる位の意気込みが必要です。遠いようですぐですよ。だってもう今年もあと3週間でしょ。今年も早かったじゃないですか~


糸島の直売所勤務の中年です。食べる事が好きすぎて直売所に就てめてしまいました。

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