密かな楽しみミスプライス

密かな楽しみミスプライス

暇な時はミスプライス探し

朝商品が入荷してきたとき。朝のバタバタした時間が過ぎて一息したとき。いとしま太郎の楽しみは商品のミスプライス探しです。

 

ミスプライスとは

主に株式市場で適正ではない株価の事を「ミスプライス」と言います。このミスプライスに着目した投資法もあり割とメジャーなワードです。

株式投資では適正よりも割安な株式銘柄を買って高く売却して利益を得るのですが、これと同じような事を直売所の商品でも行うのです。実際に商品を買ってそれをまた売るわけではないですよ。それだとインサイダーですからねw

 

ミスプライス探し

例えば朝商品が入荷してきて、ブリが入荷したとします。それが最近の魚市場の相場の金額とどれだけ乖離しているかを販売員同士で雑談します。

そしてそのブリの状態によって高いか低いかを話すのですが意外と適正でつけている生産者というのは少ないものです。

値付けが私達と感覚が違う理由は生産者が市場に魚を出荷していないから相場をしらない。自分の魚を過大もしくは過少評価しすぎている事が考えられます。

 

生産者によって違う値付

農家、漁師さんによって随分値付けが違ってきます。難しく言えば情報の非対称性というやつですが小難しく言わなくても同じような商品に高めにつける人もいれば、逆に安くつける人もいるわけです。

以前のブログでも紹介したのですが「自分は貧乏人の為に安く値付けしている」というポリシーのもと値付けをしている生産者もいらっしゃいます。貧乏人と言い切る所が少し違和感感じますけどwまぁそういう奇特な生産者もいらっしゃるというわけです。

何が正解というわけではありませんが、強いて言えば出荷量を全部売りきってしまえば8割方は正解なのではないのでしょうか?あとは売れ切れる時間が早ければ値段が安すぎると言う事で調整すればいいと思います。

 

魚の状態によってもミスプライスが発生する

魚がいつ、どのような漁法でとれたかも大体お店側は知っています。それを踏まえた上で安いか高いかの判断を行います。魚の目が完全に白くなっているのに高めの値付けをしている場合も良心的ではないですね。

入荷量が少ない時などはそれでも売れてしまうのでお客様には少し申し訳ない気持ちになります。ただ、その時の足元を見るような値付けをする人を店員は嫌いだと思いますね。これは私だけか?

それでも結局はそういう値付けをする商品に関しては売れ残ることが多いものです。お客様が一番賢いと言う事です。

 

野菜でもミスプライスは発生

季節の野菜、特に葉物野菜は高く金額がつく事が多いです。生産者も出始め(はしり)の季節のものですから気合をいれて金額を付けてきます。

そのような場合は総じて高く値付けをする事が多いですね。いとしま太郎は旬の野菜なんかは安くなって出荷量が安定したころが一番おいしいと感じています。そして安い。これはお客様は参考にされていいと思います。

 

お得な商品は誰に奨める?

割安な値付けをされた商品は殆どは料理人が買っていきます。彼らはそれで商売をしているのですからかなりシビアです。お得な商品はすぐになくなっていきます。

もしも割安な商品が残ったらいとしま太郎は基本的に常連さんじゃない人に奨めます。理由は買い物の楽しさを気づいてくれるきっかけになるといいなと思っているからです。

常連さんに奨めたい所ですがそれではいつまでたってもいい買い物ができない人がいるのではないかと考えています。なので敢えて常連さん以外にお勧めします。

 

仕入れにも役立つ

生産者の出荷物を買い上げて加工品を販売する直売所も多くなってきました。

そのときにいつも商品の金額を気にしていればどの商品を仕入れれば会社が得をするかというのを判断しないといけませんね。その時点で必死に探してもそれまでの価格の流れがわからないわけですから選ぶ事は難しいはず。

常日頃から価格の推移をみてある程度は把握をしておかなければいけません。

 

食い意地が見る目を養う

私は食べる事が大好きで野菜でも、魚でもお店の商品をよく買って自分で料理します。だから美味しそうな商品は目を付けています。「あの魚とあの魚を刺身にして半身は塩焼きで…」などと永遠に妄想できます。暇な時はこれをやっていますね。

大体ぼーとして難しい顔をしている時はそんな事を考えています。

お客様は直売所に通う事でお得な商品を見分ける目が養えます。生産者も自分の出荷品だけでなくスーパーや他の生産者と比較をする事で適正な金額の感覚がつかめます。但し覚えておかなければいけないのはお客様の殆どはスーパーと直売所を併用しており、品質と価格に非常にシビアな「買い物のプロ」です。

小手先だけの値付けでは生き残っていけませんヨ。


糸島の直売所勤務の中年です。食べる事が好きすぎて直売所に就てめてしまいました。

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