直売所の処分について考える
直売所だけに限らず、飲食店でも食品の処分というのは結構出ているものだと思います。
私も処分の作業をする事があるのですが、いつももったいないなぁと思ってしまいます。恐らく同じように感じる小売店、飲食店の方って結構いらっしゃると思うんです。
生産者の引き取りも負担
直売所の売れ残りは基本的に、生産者が引き取ってくださいよ~という直売所が殆どだと思います。直売所側としては、商品というのは預かっている状態ですので売れ残ったら生産者が取りにくるのは当然と言う意識です。
しかし、現状では引き取りにこない生産者も沢山いると思います。直売所側がきちんとしており、ペナルティを課しているお店もあります。そのようなお店では処分も少ないのですが、実際にはお店が処分してしまう事も多いものです。
これには、生産者側の視点で見る事も大事かもしれません。生産者も理屈では引き取りをしなければいけないという事は十分承知しているはずです。
ですが、一日に何度も、そして毎日通うのは結構負担かもしれません。
処分品するはずの出荷品を活用
一つの方法として、処分の許可を予め生産者から取っておいて、それを加工して販売する事が出来るかもしれません。
もしくは、処分で無料と言う事ではなくて、ある程度の品質の出荷品ならば、格安で直売所が買い取る事は出来ないでしょうか。
直売所側のリスクは発生するのですが、うまく販売する事ができれば一石二鳥だと思うのですが。
この場合、問題になってくるのは直売所側の処分に対する問題意識です。そのような意識が無い限りは、いくらアイディアを出しても無駄になります。
捨てるくらいなら寄付
以前から思っていましたが、どうせ処分をするなら子供食堂に寄付してはどうでしょうか?
生産者にあらかじめ断りを入れておかないといけませんが、子供食堂も運営費には苦労しているのです。生産者も出荷品を無駄にする事なく、困った人に活用してもらえる。すごくいい仕組みだと思っています。
ここでも、問題はその手間をかける事を厭わない直売所の意識です。
直売所側の協力が必ず必要
処分品の対策についてはよく「フードロス」と言う事でニュースになっています。直売所だけではなく、小売、飲食と共通の問題です。
色々なお店の話を聞いても、問題としての共通意識はあるのですが、対策を講じるという点についてはまだ至っていない点が多いように感じます。
どんな対策を打つにしても、生産者とのコミュニケーションが必要になってきます。直売所が面倒がっていては、始まりません。
もったいない事を少しでもなくせるように、今一度考えてみようと思います。
↓毎日出荷してくれる生産者は引き取りもまめにしてくれます。頑張ってほしいです。
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