ぶり、わらさ、やずは全部同じ魚です!

ぶり、わらさ、やずは全部同じ魚です!

おはようございます。いとしま太郎です。魚売り場で一日3回は聞かれる「ブリ」の呼び方のお話です。知っている人は知っている、知らない人は納得いかない出世魚の呼び名です。

 

お客様は納得出来ない

「出世魚」という名詞すらわからない若い方がいらっしゃいます。非難するわけではありませんし、むしろそういった魚の名前も含めた食育というのをしてこなかった私達が悪いなぁと思います。

ただ年配の女性がマサバの事をアジと言われる事もありましたので食卓から魚が遠ざかってるのかなぁと少し寂しい感じもしますね。

どうしても出世魚の呼び名が納得出来ないお客様もいらっしゃるようでよく不満(?)そうな顔をされる方がいらっしゃいます。

我々にどうして?と言われても昔からですからそんなものですから。

ブリの福岡での一般的な呼び方は

福岡での呼び名は大きな方から

ブリ→ワラサ→ヤズ→モジャコとなります。全国的には他にも様々な呼び方がありますが、糸島での買い物でしたら「ブリ」「ワラサ」「ヤズ」「モジャコ」を覚えておけば95%問題ないかと思います。たまに「イナダ」も見かけますがほぼワラサと同じようなイメージでお願いします。

そしてモジャコは一般的には販売はしてません。

 

80センチ以上は一応「ブリ」ですが…

分かりやすいので大きな方から説明すると図鑑などでは一つの目安として「80センチ」以上は全国的に「ブリ」として間違いは無さそうです。

ですが糸島の漁師のプライドかも知れませんが痩せているとぶりでは納得がいかずに「ワラサ」や可哀想に「ヤズ」と呼ばれる事があるようです。

しっかり太ったブリでないと、ブリと呼ぶにはしっくりこないようです。(ややこしくてすいません)

 

糸島では60センチでも「ヤズ」

どうも糸島ではブリよりも少しでも小さくなると「ヤズ」に降格のようです。

糸島市内の直売所では日によるとヤズヤズヤズヤズ…となるわけです。少し大きなヤズが並んでいてもバーコードラベルを使い分けるのが面倒なようでヤズで販売されています。

しかも安い!ブリは名前が違うだけで少し高く値付けしているようです。買うなら大きさがほぼ「ブリ」サイズのヤズですねw

 

ほぼブリの「ワラサ」

福岡ではワラサという呼び方は「ヤズ」よりも一般的ではないと思います。一応全国的な呼び方としては大きい方から2番目になるのですが、福岡ではブリ→ヤズと呼ぶ漁師が多いように感じます。各直売所でワラサと表記されているのは私から見たら立派なブリという事もあります。

この曖昧さが理解できない人には気持ち悪いようでスッキリしないお客様もいらっしゃいます。まず外国のお客様には「オカシイヨ~!」とめっちゃ真面目に言われました。

ただ曖昧というよりもニュアンスの意味合いも含めているので私たちにとっては意外と使いやすいんです。

 

養殖ぶりの代名詞「ハマチ」

回転寿司でハマチという名前をよく見ます。福岡ではスーパー以外では見た記憶がないのですが大きさとしてはブリより一つ下のサイズでワラサ程の大きさを関西ではハマチと呼ぶ事があるようです。

ですが私は何となくハマチと聞くと養殖のイメージがあります。これも明確な基準があるわけではないので参考お程度に覚えてください。

30センチ以下のヤズは使い道が限定

いよいよ直売所で魚を選ぶ場合ですが30センチ以下のヤズは特に選ばなくてもいいと思います。刺身にするには中途半端な大きさですし、脂がすくない。しかも歯ごたえが無いので安い以外のメリットというのはあまり見当たりしません。

勿論焼き物等の過熱調理にすれば美味しく頂けるのですが、直売所では他の魚も販売しているわけでそちらを選んだ方が食べる楽しみがあるのではないでしょうか。

 

天然ブリは養殖ブリに比べて味が濃厚

養殖の話が出ましたのでついでに紹介しますが、味の点での傾向は天然ブリ(ワラサも含めて)は養殖ブリと比較して味が濃厚な印象がします。主な理由としては2つ考えられます。

①養殖の方が脂が多いのでマイルドな印象になる

②旨味成分のアミノ酸が天然ブリの方が多い

これはどちらかが旨いと言うわけではなくその傾向があると言う事です。そもそも美味しいかどうかは脂の嗜好、食感の重視等によって変わる主観的なものですからね。

ブリの脂は40歳からはきつくなる

年齢の壁は恐ろしいのですが食の好みが変わってきますよね。寒ブリや養殖ブリの脂ののったお刺身は非常に美味しいと感じるのですが、いとしま太郎は最近あんまり沢山食べる事ができなくなってきましたw

最近は脂がのったお魚が好まれる傾向がありますので重宝がられるのですが3切れも頂ければそれで結構もういいかなあとなるものです。その年齢の分かれ目が大体40歳位のようです。

そこでおすすめは50センチほどのヤズのお刺身です。脂がそこそこのっていますのである程度は量が食べる事ができますし、味も美味しいです。柵(刺身用の切り身)を選べるのでしたら比較的赤くないのを選ばれるといいと思います。理由は血抜きが出来ているものの方が魚の臭みが少なく美味しく食べる事が出来るからです。

柵じゃない丸のままの魚の場合はどうすればいいですかって?勘ですよw。

 

…嘘です。店員さんに聞くのがいいでしょうね。漁法や漁師の事を知っている店員さんの方が外れは少ないです。

 

年末には価格が高騰するので安い時に食べましょう

今回はブリの出世魚の名前のお話でした。大きいのに比較的安くてお求めやすい魚です。

これからの時期は寒ブリになってきますのですごく脂が美味しい時期です。おおよそ2月下旬までのお楽しみになるのですが12月は相場が高騰する事があります。最近も市況がジワジワと上がってきているようです。

特に年末しか食べる事ができない方以外は、時期を外してブリサイズを食べてみませんか。個人的にはヤズの刺身とヅケがお勧めなんですがね…。年末に高いブリをお店で買ってもらうも売り上げ的にはOKなのですがww

 

↓ブリといえば養殖か天然かに拘る人が多いですね。関連記事です

天然ブリと養殖ブリの比較

 

↓ブリと似た魚にカンパチとヒラマサ(ヒラス)がいます。

ブリ族3種の選び方


糸島の直売所勤務の中年です。食べる事が好きすぎて直売所に就てめてしまいました。

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