直売所のちょうどいい接客
当たり前の事ですが直売所も普通の接客業です。
研修やセミナーで、他の「道の駅」や直売所のスタッフと話をする事が多いのですが、それぞれに理想の直売所のスタッフ像がありますね。
いとしま太郎、そこまでの情熱的な接客論は皆目ございませんで、とりあえずお客様の買い物の邪魔にならないように気を付けています。
聞かれたら応える事ができる接客
近くにスーパーがないので、直売所を利用しているお客様もいらっしゃると思います。
ですが、それ以上に直売所での買い物を楽しみに来ているお客様も多いと思うのです。
糸島野菜が有名になってから久しいのですが、新鮮な野菜を求めに直売所に買い物に行くのは大賛成です。スーパーよりも新鮮な野菜がたくさん並んでいます。
野菜に関しては、お客様の知識不足を感じる事はありません。というよりは、マイナーな野菜というのは質問すら受ける事がありません。要は「売れない」と言う事です。と、野菜に関しては特に接客をしなくてもいいかなぁというのが感想です。
しかし、魚の話になってくると状況が違ってきます。
私の勤務している直売所では魚を販売しています。魚というのは、一見見ただけではよし悪しというのがわかりにくいのです。
飲食店の料理人も、一応販売員に声をかけて情報を仕入れます。
一般のお客様は言わずもがなですね。
やはり、魚に関してはお客様からよく質問されます。一応魚も扱っている直売所なら、大体の料理方法は応えれるようにしておくのがいいと思います。これは最低限と言ったところでしょうか。
ちょうどいい接客とは?
直売所ならでは?と言う事は無いと思いますが、「ちょうどいい接客」と言うものがあると思っています。
礼儀正しすぎず、砕け過ぎず。
食材については必要十分な情報は提供する。お客様がまだ情報を求めているのならば、さらに詳しい情報を提供する。
といった具合です。
ただ、難しいのはそれがちょうどいいかどうかというのは、お客様の感じ方で随分違ってくるように思います。
スタッフと話すのを楽しみにして来店してくださるお客様も、絶対いらっしゃいます。反対に、スタッフには話しかけられずに自分の料理をするところをイメージして、ゆっくり買い物を楽しみたいと思うお客様もいらっしゃると思うのです。
すごく難しいのですが、見極めが大事で、そこが非常に難しい。
直売所で働き始めて、作業はだいぶ慣れたのですが、その見極めは未だに測り兼ねる所があります。
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