スイカの秀逸な陳列方法【球状の農産品も】
いとしま太郎です。携帯に商品の写真を撮る事が多いのですが画像を見返していたらスイカの秀逸な陳列方法があったので紹介しておきます。寒いのでスイカかよって思われるでしょうがハウスのスイカなら12月から植付始まる所もありますしね。
「わっか」を使ったスイカの陳列が秀逸だった件
スイカを始めとした球状の野菜や果物は陳列が非常に大変です。殆どの直売所では陳列スペースは不足しており、他の野菜や果物と一緒に陳列しているはずです。
その時に問題になってくるのが、平台ではなく陳列台が斜めになっている場合です。スイカが多い時期に糸島市内のとある直売所で見たのは「わっか」を使用し斜めのに置く事でした。
ちなみに輪っかとはこんな感じものです。
これなら斜めの陳列台でも転がらずに置けますね。その他にはコンテナに何個か置いて販売する事もできますが、見栄えが良くないので私の勝手な感想ですがこの方法が一番売れるでしょう。
この方法はスイカに限らず「あじうり」「メロン」にも使えますね。
スイカの陳列方法は店によって随分違う
スーパーではスイカは階段状になった売台か、平台の上に陳列され販売されています。
これらの売台はそのまま置いていても転がる事がないので青果を高積みする事もできます。ですが直売所の場合は生産者ごとにスイカ(他の生産品も含め)を分けなければいけないので基本的にはコンテナで陳列をしています。
その時には転がってもらうと困りますし、どんな商品でもきちんと陳列されている方がお客様は買いやすいのです。ですので前述したような「わっか」での陳列は非常に有効です。
スイカは味で選びにくい
スイカ農家にとっては残念な話になりますが殆どのお客様は味でスイカを選ぶ事はありません。私達販売員に説明を求められれば、ツルの具合や縞模様などを参考に美味しいスイカの目安を案内できるのですが殆どのお客様は何となくでスイカを選ばれます。
お客様が「なんとなく」で買っていても売れる生産者と売れない生産者が分かれてきます。売れ具合は傷みの状態が割とはっきりする鮮魚や葉物野菜よりもむしろ偏る傾向があります。
お客様はスイカを見た目や買い易さで選ぶ
売上の差が出てくるのがスイカ本体ではなく、スイカに貼っているステッカーやスイカを予めいれているネットによって違ってくるようです。私の勤務する直売所でも「ステッカー」と「手に取り易い」スイカを出荷する生産者の方が3割から5割程度多く販売しています。
当たり前ですが見た目の綺麗さは同じという前提の話になりますが5割も売り上げが違うと随分な差が出てきます。
もしかするとお客様に手に取ってもらえるように細かい作業をする生産者は、それだけスイカにも手を掛けているという因果関係もあるかもしれません。ただし食べ比べた感想はどちらかが相当美味しいという程、差はなかったように感じます。
ネットには絶対入れるべし
当たり前ですがスイカは重いです。大玉スイカで3~5㎏程度あります。女性では持ち上げるのさえ結構大変な重さになります。しかもスイカを下の陳列台で販売している所も多いです。
その時にお客様が手に取りやすいは間違いなくスイカ用のネットです。
大玉用のネットで130円から150円です。少し高いですがこれ一つで売り上げが3割増しになるのであれば使った方がいいですよね。
ホースを使った陳列台
最初に書いた秀逸というのがビニールのホースを使った陳列台の作成なのです。これは効果は市販のわっかと同じですがおそらく一つ50円もかかってません。
作り方はホースを丸めてガムテープで繋ぐだけです。めちゃくちゃ簡単でしょ。これで陳列台からスイカが取り出しやすくなりお客様も手に取りやすいです。
金のステッカーの効果が高い
ステッカー(シール)は簡単に他の生産者と違いを出せるのでおすすめです。
特に金色のステッカーは高級感も出すことが出来るので果物等のわりと単価が高めの商品と相性がいいのではないかと思います。スイカも同様に割と単価の高い商品ですので高級なイメージでは贈答用に需要があるのではないでしょうか
見た目の違いと買いやすさでお客様に買ってもらう
ステッカーや台座で見た目の違いを演出し、ネットで持ち運び易さを加えます。
簡単な事でそこまで費用がかからないのに、これで売上の変化は全く違ってくるはずです。
ハウスのスイカは植付がスタート
今回は「寒い時期にスイカかよ」という感じですがハウススイカの植え付けは12月末からスタートする生産者もいます。
来年は売り方を変えて売上に差を着けてみませんか?
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