一つの商品にJANコード、インストアコード併用の不思議
とある直売所で不思議な事に気がつきました。
JANコードがあるのにわざわざインストアコードを貼っているのです。
お土産や発送する時にバーコードラベルってはがすの大変ですよね。
【直売所の担当の方】POS理解出来てますか?
このようなお店でJANコードを使用していないと考えられる理由は、担当者の知識不足です。
POSの登場によって劇的に、直売所の売上管理の効率化が進みました。何と言っても2、300人の生産者(出荷業者含む)の管理ができるようになったのですから。
振り込みのデータをCSVファイルなどで、銀行と共有する事で振り込みまで細かい計算が不要になりました。
加えて売上の把握、分析も容易になりました。(余談ですが、分析まで行っている直売所は少ないのが現状です)
その機能の中の一つがJANコードの登録です。JANコードとは?という方は過去の記事『JANコード取得のメリット』で確認してください。
商品についている49とか45から始まるアレですね。
この事をわかっていない直売所のスタッフもいるのかもしれません。
JANコードを利用するメリット
JANコードを利用しない意味は分かりませんが、JANコードを利用するメリットをざっと書いてみます。
・プレゼント用(発送の時も含め)の値段を取ったり、消したりする必要がなくなる。
・いちいちバーコードを発行しなくて済むし、貼る手間も省ける。
・POSで商品毎の売上を把握するのに便利。
・商品パッケージのデザインの自由度があがる。(弁当などは中身が見えやすくなって印象がいい)
ちなみにJANコードは世界中(世界ですよ!)で同じコードはありませんので、どの店でも使えます。但し商品陳列の際にプライスを掲示する事が必要です。
JANコードを利用した方がいい生産者は?
JANコードはメリットも多いのですが、取得するのに費用が発生します。
私がJANコードを取得したほうがいい生産者というのは具体的に次の通りです。
・弁当の生産者
・パッケージを印刷する生産者
・その他の加工品を出荷する生産者
が思い付きます。基本的に「同じ仕様」の商品を沢山作る生産者と考えていいと思います。
野菜の生産者はインストアコードが有利
対してインストアコード(バーコードラベル)を使用した方がいい生産者というのは、内容量や金額がいつも一定ではない生産物を出荷する生産者です。
野菜、魚、果樹の生産者が考えられます。あとはJANコードを取得手続きが面倒くさいと感じる人も、とりあえずはお店のインストアコードを利用するのがいいです。
ITを活用できていない直売所が多い
直売所で働く職員は60前後の方が結構多いです。その方達は社会人になった頃ってパソコンは一般的ではなかったはずです。
そのような人たちがメインでPOSや、PCでPOPを作ったりしているのですから無理もありません。
私がみる直売所もそのようなお店が多いんです。それってすごくもったいないです。POSシステムいれるのに普通に100万円以上はしますしね。
但しこれからは若い世代。悲しいかな私達40前後になるとパソコン使えるのは当たり前になってくると思うんです。そうなるとまた違ったITの使い方が出てくるかもしれませんね。
↓直売所とITのお話
↓我々小売業の人間はPOSの知識は必要不可欠です
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